せいせいかつ日記

大きな声では言えないような話をします。

せいせいかつ日記の人気ブログ記事

  • 今日も釣り⑨

    ここで買いに出るのも良い思い出になったろうが、そこで冷静になられても怖いと思い 私は鞄に潜ませていたゴムを取り出した。 ラブホで使わなかった残骸である。 これを取り出して来れるのも私達のよく分からない関係ならではだ。 先輩は私がゴムを持ってたことに心底驚いていたが、騒いでいたのも一瞬だった。 じゃ... 続きをみる

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  • 今日も釣り⑥

    朝7時頃、日の光で完全に覚醒した先輩はただ寝ころんでるだけだった。 先輩が昼まで寝てたなんて話をほとんど聞かないので、 夜更かしをしても朝には目が覚めてしまうタイプの人間なのだろう。 私はというと、寝られなかった分は昼だろうと夕方だろうと寝て取り返すタイプなのだが、 ばっちり目覚めて私を撫でている... 続きをみる

  • 今日も釣り④

    夜のうちから集まっておけば、朝もより早く出かけられるという話。 より長く一日が楽しめると先輩は言った。 先輩の朝はいつも早くて集合時間も部活より少しゆっくり程度の時間なので、 ならもう先集まってるほうが楽かなと私も思った。 先輩のあまりの無邪気な様子に、男性と一夜を共にするみたいな危機感もまるで湧... 続きをみる

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  • ひとのもの②

    話してるうちにだんだんお互い利害が一致してることに気づき始める。 ただすぐに私がそれを口にしなかったのは 相手には彼女がいたからだ。 私はバレても怒られないどころか、彼氏にはことの顛末を全て話して聴かせる。 (そのためなやってるとこもあるので。) だけど相手はどうだろう。 私自身、彼女とは特別仲良... 続きをみる

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  • 今日も釣り⑦

    その日は先輩に車で職場まで送ってもらった。 そして帰りは先輩が迎えに来て、そのあと2時間弱散歩して帰った。 先輩はいろんなところへ連れていってくれる。 外遊びやらドライブが好きな先輩はここらへんのことには特に詳しいのだ。 その日は夜に人のいない観光地を練り歩いて、竹林を抜けて、山に登って、夜景を見... 続きをみる

  • 今日も釣り⑤

    その日は結局、ほぼ一睡もできず、ただ先輩に愛でられて、気づいたら明るくなっていた。 手に触れ、肩を抱いて、顔をすり寄せて、そうやって甘ったるくじゃれているだけで朝になったのである。 ただただ緊張して、どきどきして、頭がいっぱいいっぱいで、 胸やけしそうなほど甘い夜だった。 先輩はというと、私が寝な... 続きをみる

  • 社会人①

    私にとって彼は特別だった。 誰かと寝たいとか、抱かれたいという気持ちは 大方関係性を変えたいというよりも好奇心によるところが大きいのだが、 彼に関しては、 友達以上の何かを求めていたのだと思う。 彼とのことは何度かここにも書いてきたが、 だいたい私はばちばちに興奮してるか 泣いているかの2択である... 続きをみる

  • 再会 完結

    倒れこむように彼に抱きつき、ゆっくりと腰を上げた。 出したものがたっぷり溜まっているのが見てとれる。 イった後すぐ触ると嫌がられるものだと思っていたが、彼はそんなことはないらしい。 べたべたになった股間周りをティッシュでふき取るのをじっと見ているだけ。 柔らかくなった彼のにいたずらに触れても特に反... 続きをみる

  • 再会 ⑥

    頭をそっと撫でると、なんとも言えない表情で笑っていた。 どういう気持ち?と聞くと なんかおもろいです、と言う。 その反応に構わず、今度は首筋に口づけ、それから耳を甘噛みしてみた。 キスしたり舐めてみたり、行ったり来たり。 そうしているうちに変な笑いは消え、彼の呼吸が少しずつ浅くなるのを感じた。 キ... 続きをみる

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  • 再会 ⑤

    私が誘いだしておいてこんなことをいうのも失礼とは思うが、 彼は責任逃れをする節がある。 高校の頃にも何度かそういう場面を見た。 押しに弱く、主体性がない。 流され、なるようになってただ過ごしている。 だからいざ責任を追及されたとき、俺が決めたんじゃない、俺が言ったんじゃないという。 責任逃れという... 続きをみる

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  • 再会 ④

    春。 彼は帰ってきた。 ちゃんと連絡してきてくれるあたりがまた可愛い。 今回は前とは違う店が良いと言われたので、場所を変えた。 とは言ってもおしゃれな店を知ってるわけでもないし、何が食べたいというわけでもないようなので、芸がないがこれまた同じような価格帯の居酒屋。 店リサーチしとこ…。 時間は前回... 続きをみる

  • 再会 ①

    彼と私の出会いは高校の部活だった。 後輩として入学してきた彼はすぐにうちの部に入部を決め、 先輩らとも打ち解けて過ごしていた。 自分から前に出てくるタイプではなかったが、 何故かいつも先輩である私たちの代がたむろしているところに居座っていて にこにこと話を聞いているような男の子だった。 (後で聞く... 続きをみる

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  • ひとのもの③

    なんやかんやと彼はその気だった。 設けていた保留期間も過ぎ、 結局それは実行に移されることに決定した。 彼自身がしっかりやることをやってくれれば私としては問題ない。 彼女がいる人とするのは初めてだが、 私と同じような価値観であるなら気持ちの面も気にしすぎなくて良いだろう。 何度か彼女に携帯を見られ... 続きをみる

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  • 姫初③

    明日(今日)の午後からバイトがあるらしく LINEでも泊まりは無理だと言われていたのだが、 ここで改めて何時までいていいのか尋ねるとそのときの答えより若干伸びていた。 時間の制約はガバガバなわけだ。 というかちょっと楽しくなってきて時間を伸ばしたのか? だとしたら可愛いな。 私が一人でにやにやして... 続きをみる

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  • ひとのもの①

    彼女持ちには手を出してはいけないという教訓を得た出来事がある。 もうかれこれ一年以上前の話だ。 そもそも前置きしておきたいが、 私は人のものを欲しがったり背徳感に燃えるタイプではない。 自分に彼氏がいるためでもあろうが、 カップルの関係を破綻させるきっかけに誰がわざわざ名乗りを上げようか。 しかし... 続きをみる

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  • キスマーク 完結

    彼があまりにいれたそうなので、こっちも早く済ませて帰ろうという気持ちになってきた。 これ以上しても悲しいだけだろう。 明日も1限から学校だ、帰って寝なきゃ。 ホテルに備え付けてあるゴムの横に潤滑剤が並んでいた。 普段は使わないのだが、私があまりにも濡れないので彼がそれを使ってみようと提案してきた。... 続きをみる

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  • キスマーク④

    これはなに? と私は聞いた。 バレた、さっき俺も思い出してやらかしたなと思った と彼は笑う。 何が可笑しいんだろう。 わからないけど、とりあえず私も作り笑いをしてできるだけ空気が悪くならないようにしようと思った。 だけど口を開くと泣きそうになるし、痕を見ても彼の顔を見ても、どこのどいつかも知らない... 続きをみる

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  • キスマーク①

    あの日の出来事はあまりにも一瞬で、それにしては自分でも意味がわからない程にショックが大きすぎたため、もう記事にしないでおこうと思っていた。 しかし あれから1週間が経っても気持ちが晴れなかったので やはり文章にして残しておく。 童貞をもらい損ね、1人で勝手に精神を病んだセックス。 そこからもう一度... 続きをみる

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  • 慰み③

    彼の家のあたりまでなんとか辿り着いて一報入れると迎えに来てくれた。 彼が地方へ旅立つ前日のことだった。 最後に過ごすのが私でいいのか? などとからかったりしてみたが、彼は笑ってるだけだった。 玄関入って手前に彼の部屋があって、廊下を進んだ奥にリビングがあるらしい。 リビングには親御さんがいるようだ... 続きをみる

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  • 詐欺⑦

    私は彼の肩に噛み付いた。 痛くするほどではないけども。 するとようやく彼は目を覚ました。 目覚めちゃったのか と言いながら私に擦り寄ってきた。 一睡もしてないんだけど、それは言わずに ごめん起こして、とだけ言っておいた。 満足できてないから寝られないの? と私にまた触れてきて濡れているのを確認して... 続きをみる

  • 詐欺⑥

    入れるのは初めてだからと言っていたのが 入れて動くのは下手だからに変わっていたのがどのタイミングだったかもう覚えてないけど、 やっぱりなという気持ちで特に驚きもしなかった。 でも彼の下手だからは謙遜でもなんでもなくて、本当に下手だった。 というかまず全然動かない。 動いてみてよと私が促すと、動きは... 続きをみる

  • 詐欺③

    これで私の違和感はほとんど確信に変わった。 こいつ多分童貞じゃない。 さすがに想定外すぎた。 彼は聞いた、 童貞じゃなかったら俺とはしないのかと。 童貞がほしいけど、しないわけじゃないよきっと。 みたいなことを答えた。 だって、私はその人としたかったから。 童貞にかなり固執してはいたけど、童貞じゃ... 続きをみる

  • 詐欺②

    その人も十分気が動転してるようだが、 それ以上に動転していたのは間違いなく私の方だ。 本当に? 今いいといったのか?? 彼は もういいよ、しよう! という感じで一旦は吹っ切れた態度を見せ、そのあとまた あ〜やめとこうかなぁ というのを延々繰り返していた。 私はもうほとんど話が耳に入っていなかった。... 続きをみる