せいせいかつ日記

大きな声では言えないような話をします。

再会 ⑥

頭をそっと撫でると、なんとも言えない表情で笑っていた。
どういう気持ち?と聞くと
なんかおもろいです、と言う。
その反応に構わず、今度は首筋に口づけ、それから耳を甘噛みしてみた。
キスしたり舐めてみたり、行ったり来たり。
そうしているうちに変な笑いは消え、彼の呼吸が少しずつ浅くなるのを感じた。


キスしていい?
そう聞くと、
大丈夫です、
と答えた。
大丈夫ですてなんやねん。
彼女じゃないと嫌とかない~?
とおどけて聞き直すと、
ふっと表情を緩めて、特には、と言った。
思い切って唇を重ねてみるとむしろノリノリで受け入れてくれた。
軽く触れさせるようなのを繰り返していると、何かを求めるように唇が動いたので、
そっと口を開き、舌を忍ばせるとちゃんと絡めてくれた。
私が体に手を這わせ、いたるところを撫でまわしていると、
彼も同じように私の体に触れてくれた。


自分から何かしてきたり、しようとしたりはしないけど、何もせず伸びているというわけでもない。
常にどこかに触れ、私がすることには応えてくれる。
思ったより積極的で嬉しい。


乳首を触ると急に現実に引き戻されたように笑い出した。
くすぐったいらしい。
これは彼女の開発待ちで一旦放置しよう。
再び首筋などに顔を寄せると、息を飲むのがわかる。可愛い。
気持ちいいとか、もっと、とかそういうはっきりした言葉は何もないけど、
分かりやすく息が上がっている。
発情している、という感じだろうか。
彼が自分から私の耳元に口を寄せてくることもあり、委ねているとそのまま舌が耳の縁をなぞった。
その舌が首や鎖骨を掠めると体全体がぞくっとしてしまう。
すごく気持ちいい。
彼の攻め自体はどれも長くはなく、すぐにまた私にされるがままになるのだが、
そうやってときどきコミュニケーションでもとるようにお返しをしてくれるのが
いじらしくて可愛かった。
彼の顔の横についた私の手にキスをする様子なんかは堪らなく愛おしい。
いちいちツボをついてくる。


私の体も彼の体もすごく熱くて、頭から湯気が出るんじゃないかと思うほど興奮していた。
彼のめくれ上がった服を脱がし、私も服を脱ぐ。
ブラのホックを外して彼を抱きしめると、
ふっと息を漏らして受け止めてくれた。
見せただけで誰もが感嘆を漏らすようなダイナマイトボディでもないし、好きでもない相手の裸なんて見てもなんの驚きもないのかもしれないけど。
少なくとも彼は、なんにも言わないのに、興奮してくれているような気がした。


彼はやっぱり自分から攻めに回るようなことはしなくて、
このときは私を抱きしめ返し、それから下着ごしに尻を優しくなでた。
中に指が入ってきたりすることもないが、そうやって私の体の形を確認されているような感覚だった。


もう全部脱がしちゃおうと思い、彼のズボンに手をかける。
春先だというのに寒さ対策万全でズボンの下にジャージを着てやがる。
脱がしにくすぎて我に返りかけたが、やっとの思いで引き剥がすことができた。


第一印象は、まずめっちゃ毛深い。
今まで見た誰より毛深かった。
処理をするという習慣がないのかもしれない。些末なことだが。
サイズは平均より少し大きいかなと思った。
手でさすったり、ちろちろ舐めたり様子を見てから、思い切って口に入れる。
それから扱いたり転がしたりいろいろしたのだが…
終始なんとなく噛み合ってない感じがした。
ずっと気持ちよさそうではあるけど、多分なんか違うんだろうなという…
彼に、どう?などと聞いてみても
分かりませんというばかりで、何も得られなかった。
彼の腰がやたら揺れるので、それを指摘すると、
こんなに時間かかったの初めてなので~
と何気なく言われた。結構堪える…。
彼女は全力で搾り取ろうとしてくるタイプだというのでめいいっぱい激しくしてみたが効果なし。
私には無理です、すいませんでした。
本人の集中力も途切れかけていたので、不本意だがいかせるのは諦めた。


もう一度キスを口や体にして、ゴムを手にとった。
さっきのでかなり気が散ったらしく、ゴムを開封しているうちに硬度が落ちる。
一時も手を離したらダメなやつだ。
大丈夫かこれ?と思いながらもなんてことない顔でくわえるなり扱くなりしつつゴムを取り出し、硬くなったところを一瞬で装着した。


彼は今日ずっと下だったので、このまま騎乗位ですることにした。
そのほうが犯してる感あるしね!
なんなら彼は騎乗位しかしたことがないと言っていた。
それはさすがに良くない…けど今日は許そう。
そういや私は一切中を触られていなかったということにここで気づき、自分で広げるように指を入れた。
濡れてはいるけどきつそうだな~。
でも触れられてなかったことが逆に焦らしにもなり、私が腰を落とせばいつでも入れられる距離に彼のがあることも相まって、我慢が利かなかった。


多少無理をして入れたが、気持ちが高まっているためか動かなくても既にやばかった。
それは彼も同じなようで深く息を吐いている。
しばらく動かずに彼に抱き着いて馴染ませ、それからそっと腰を浮かす。
スローペースで腰を揺すりながら、
ゆっくりのほうが良い?と聞くと
そうですね、ちょっとやばいんでゆっくりじゃないと…
と顔を歪ませながら言った。
このことで逆に煽られて、早く動いたりゆっくりにしたりして彼をいじめたのだった。


気持ちよかったけど、私は正直さっきのフェラでの失態が若干尾を引いていた。
そのためなのか硬度の感覚がよく分からない。
抜けたりはしていないが、しばらく続けるうちに中折れしたら面倒だなということが頭をよぎってしまった。
私自身、限界だったのもあり、
ごめん、我慢できない
と伝え、音を立てることもはばからずに激しく腰をゆすると、程なくして彼が達した。

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