せいせいかつ日記

大きな声では言えないような話をします。

性欲の謎①

関東で下宿している高校時代の先輩が地元に帰って来た。


そのときに私に連絡をよこしてくれて、飲み会をやるからおいでと誘ってくれた。
所属していた部活のOBOGの飲み会ということだが、先輩が急遽集めたメンバーなのでほとんどが私の一個上の代の人たちだった。
久々に会う先輩ばかりで、私はバイト帰りに遅れて参加させてもらったが割と楽しむことができた。


二次会でカラオケに行くことになり、
それが決定した時点で数人いなくなり、
さらに数時間して門限や終電を理由にまた数人が帰り、
残ったのは私と同回の友人(女)と男の先輩数人だけになった。


しばらくはみんなでマイクを回して順に歌いながら楽しんでいたが、だんだん飽きてきたらしく
先輩がほとんど歌わなくなってみんなで雑談をする流れになった。
それも途中から恋愛などに話題が絞られた。
「もし部の中で付き合うとしたら誰?」「もし一度だけ関係を持てるとしたら誰?」
というような質問が飛び交い、それに対して順番に実名を出し合って盛り上がる。
そんな中身のないものだが、
普段こういう場に参加する機会のない私は新鮮な気持ちで過ごしていた。
そこからさらに内容はディープなものになり、話題は性事情へと移行した。


先輩が
「人に言えないような性癖を暴露する」
というお題を出した。
私は考えた。
ここでしょうもないことを言ってお茶を濁してもいいが、せっかくだし本音をぶつけてみても良いのではないか?
そもそもおかしな性癖もそれほどないと自分では思っているので、とりあえず浮かんだものをそのまま答えた。
「男性器の形を観察するのが好きです。」
場の反応は良くも悪くもなく、そんなやついるんだ〜というようなことをみんなが言っていた。
気を利かせた(?)先輩の一人が、女はどんな男性器の形を好むのかという話につなげてくれたが、
私は個人差を見るのが好きなだけなのでいまいち通じていない気がした。


そのあとも先輩がお題を出し、それについてみんなが答え、ときにはエピソードも添えて、そこに茶々を入れるというようなことを永遠に繰り返して
気づけば退店時間となった。


帰宅しても良かったのだが、
なんとなく話し足りないという空気が場を飽和しており、先輩に引き止められたのもあってもう少し留まることにした。
先輩の一人が車を近くの駐車場に停めていたので、
残ったメンバーで乗り込み、そこを三次会の会場とした。


正直言ってここでの話はほとんど主催してくれた先輩の自分語りが中心で、今思い返しても正確に思い出せないレベルの内容だった。(先輩ごめんなさい)
とは言えいくらかは私の話をしたり他の先輩の話を聞くタイミングはあった。


ある先輩(以下M先輩とする)のセフレの話をしていたとき、横にいた先輩が
「そういやこいつのちんこ、形変わってるよ」
と突然言い出した。


変わってるってほどじゃない!とM先輩は抗議していた。
これは私のさっきの性癖の話に対しての発言だろうなと解釈し、
どんな形なのかすごく興味があります
と返答した。
するとM先輩はふざけて
そんなん見せるだけでは終われないよ?笑
と言った。
ノリに便乗して
見せてもらえるなら舐めるくらいならやりますよ!下手ですけど!笑
と言った。
これが後のフラグとなった。

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