せいせいかつ日記

大きな声では言えないような話をします。

ラブホ街の夜 ⑤

それにしても彼は私を見ても何も言わない。
質問はしてくるが、私が答えても感想を言っても
「そか」
ちゃんと楽しめているのか不安になる。
そもそも彼の性格からしてとりあえず適当に喋るので、
言葉にしてくれたとして素直に受け取れるかはまた別の話なのだが。
私はおもむろに彼の脚の付け根あたりにあるものを探った。


あっ


まだだめ


彼が私の手をとった。


硬かった。
彼の制止が入ったのでそれ以上は触れなかったが、確かな硬度を感じた。
一応大丈夫なのかも…?
少し安堵しているうちにスカートがまくられタイツをずらされた。
これも脱がしきらず、太ももの中腹あたりを締め付ける。


下着の上からさすられて自分が濡らしてることに気づいた。
彼も気づいたららしく、ふっと笑う。
この小馬鹿にした笑い方だけなんとかならないかなどと思いながら、恥ずかしくなって脚をぎゅっと閉じた。
しかし、抵抗虚しく指が割って入ってくる。
そのうちタイツも下着も脱がされた。
そのあとずり上げられていたスカートに手をかけ、ついに全て取り払われるのかと思いきや
あー、やっぱこれはおいとこ
と言って腰の位置で放置された。
はーい、これは着エロフェチ確定!


脚を広げるように言われ、言うとおりにする。
私の脚に自分の脚を絡めて閉じられないようにしながら探し当てたクリを擦る。
濡れていて滑りが良かったからなのか、これに焦らすというくだりはなく
初っ端からイカせる気しかないという勢いだった。
なるほど、彼女はこのタイプの触り方でイク子だったのね。


私のツボにかすりこそすれ、そもそも脚ピンしなけりゃイケない。
それを伝えたほうが絶対良いんだろうけど開脚を楽しんでるわけだしあれこれ言うのもな〜
とか思ってるうちに結局フリして終わろうって結論になってしまう。
まあでも気持ちよくないわけじゃないし、なんせ絵面が良い。
はなから別にイカなくていいやと相手が思ってくれてるならずっと見てられるわ。
というわけでイったフリをした。


このへんでだいたい前戯は終わりだねって空気になるのが定番なんだが、
じゃあ、四つん這いになって腰上げて
と彼からの指示。
ボキャがすごいなボキャが。
私はこういうボキャもなけりゃ自分で口にする勇気もないから普通に尊敬する。
あれこれ思いつきを提案してくれる男の子大好きだわ。

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