せいせいかつ日記

大きな声では言えないような話をします。

こないだのセックス①

例の彼に夜中に呼び出されてのこのこ会いに行ってから数日。
(その日は公園でいちゃこいて帰った)


その日はあっけなく帰った上にLINEでも対して何も言ってなかったのに、しばらくしてから
夜中に出かけたりして親に怒られなかったか?
と心配された。
彼が何を考えてるか全く分からない。


童貞であると嘘をつかれていたこと、偽ったままセックスしようとしたこと。
その日のことを思い出せば未だにトラウマとして沸々と蘇る。
だけど彼に今すぐ距離を置かれることより、都合良く利用されて使い捨てられる方がまだマシに思えていた。
とは言いながらいずれ捨てられることなど受け入れられていないのだけれど。
それほどに彼に執着していて、精神が異常なのだった。
彼とセックスした二番目の女だって別に良いじゃないか。二番目は二番目で良いじゃないか…


ともあれ彼のLINEはほんとに情緒不安定なのかと思うくらい浮き沈みが激しかった。
返事をかえしてくれるかも気分次第という感じで未読無視されていたり既読無視されていたり。
返ってきてもすごくあたり障りのないようなことだったり。
最初は気になったがだんだんそれも慣れてきた。
そうは言っても彼が何を考えているか全然分からないのはいつまでも不安で、せめて会った日は楽しかったとか、そういう言葉は欲しかった。
その日はやたら私の心配をしてくれていて、しおらしくなっていたのを良いことに私はその旨を話してみた。
もっと言葉がほしい、
気持ちを教えてくれたら私は嬉しいのだと。
すると彼は案外素直にもそれを了承してくれた(言葉の上だけかもしれないけど)。
そしてこう続けた。


近いうちにやろね
と。
本当に上手く利用されてるのだろうけど、私はその言葉が出てきただけでも嬉しかった。
また会える。


すぐ予定を決める流れになって、私は直近の週末を指定した。
予定があるらしく少し渋っていたけど、無理をして来てくれることになった。
彼もそれなりに飢えていたのだろう。
性欲には抗えないというわけだ。
シメシメ。


しかもいつもなら最低限の時間しか割いてくれず、明らかに遅い集合時間にされるところを今回は早めに声をかけると言ってくれた。


それが決まったのが週末目前だったので、その日はすぐに来た。


時間付近になって彼から
自転車を別の駅に置いてきたのを忘れていた
と連絡が入った。
しかしそのときには私はもう待ち合わせていた駅に着いていたので、彼もそこに来て歩いていくことになった。
ラブホテルは徒歩で十分に行ける距離にあった。


彼とほんの少しの夜の散歩だ。
それはそれで楽しいな、と彼の顔を見たときに思った私だったが、
予定していたラブホテルが満室だったためにこの夜の散歩は「ほんの少し」ではなくなり、めちゃめちゃがっつり歩いて別のラブホテルに向かうことになったのであった。
まあそれはそれで楽しいのだが。


彼の失態であるにも関わらず彼はぶつぶつ言いながら歩いていた。
私はというと、
多分ラブホテルに着いたらただ駄弁るという時間はそんなにない気がしていたので、彼と話すだけの時間と、彼と身体を触れ合わせる時間の両方を得られてラッキーだと思っていた。
週末の夜に彼と2人、のんびり散歩。
贅沢な時間だ。


それなりに言葉を交わしているうちに思ったより早く目的地あたりに着いた。
彼は話している最中にも疲れたと私に肩を擦り寄せてきたり、信号待ちでくっついてきたりしていて、程よく焦れているように感じた。
ヤれると思って来てみたら散歩することになったのだから当然なのか。
今日、髪さらさらじゃない?
と私の髪に触れてきたあたりで私も煽られたりした。
ちょろいな自分。
だけど生理明けなのもあって、私もムラムラしてたのである。
セックス解禁日なのだ。

×

非ログインユーザーとして返信する