せいせいかつ日記

大きな声では言えないような話をします。

こないだのセックス⑥

正常位ちゃんと気持ちいいね、
と私は言った。
彼とセックスらしいセックスをしてる。
二人ともちゃんと興奮してて、ちゃんと気持ちいい。
すごく楽しい。
この上ない幸せを感じていた。
すると彼が
正常位とバックどっちが好き?
と聞いてきた。
正常位かなぁ…?
と正直に答えたが、どうやらバックもしたいということだったらしく私の返答はあんまり関係なかった。別に構わない。
やりたいのならなんでもやろう。
私は彼の誘導に従って、すぐに四つん這いになった。
穴を探さないと…
などと言いながら入れるのに手こずっていた彼だが、やがてそれも見つけてゆっくり侵入してきた。
ほんとに今日やばい。
入ってきただけでなんでこんなに気持ちいいんだ?
彼のは特別大きいわけでもないし、形に変わった反りがあるわけでもないのに。
まじで今日、やばい。


正常位よりバックのほうが難しいようで、先ほど以上にぎこちなく腰を動かしていた。
んー、難しい
などとぶつぶつ言っている。
だけど一方の私はそれなりに気持ちいいような気もしてきて、良いところに擦れる度に普通に喘いでいた。
彼がときどき背中にリップ音をさせながらキスをするので、それにも煽られた。
やがてよく分からないなりに彼も良くなってきたようで、
気持ちいいなぁ、
と時折漏らしていた。
良かった、なんなら彼が良くなってくれれば今日のセックスは成功なのだ。
それからもしばらく続けていると今度は逆にイキそうになって彼が動きを止めるようになった。
自分で動いてイケるようになったって相当な進歩なんじゃないか?
だけど、イったら彼は朝まで寝るのでもう少し粘ってもらうことにした。
動いてはイキかけて(?)止まり、また動いて
イキそうイキそうと言いながら止まりを繰り返して結局
ちょっと休憩しよう、
と提案してきた。
正直面白い。


彼はぐだっとベッドに仰向けに寝転んで、
入れたままにしておいてほしい
と言った。
再び上に跨る。
今日、調子良いかもしれない、
と彼が笑った。
だって、今日大きくなってるもんね、
と私が返すと、
昨日我慢できずに抜いちゃったけどな、
と言った。
彼は抜いたとか抜いてないとかいうような下ネタには普段反応せずに大概すかして流す。
だからあんまりイメージがわいてなかったけど、当然彼もムラっときたら自分で処理するような普通の男の子なんだな、
なんてことをこのとき思った。


入れる瞬間に私の口が彼のに吸い付いているのか、
それか入り口が窄んでいるのか、
なんにしろ入れる瞬間がほんとに気持ちいい。
それはどうやら彼も同じらしく、
彼のをつるっと飲み込んだときに艶を帯びた息を吐いた。
入ってきただけで気持ちいい…
私がそう言いながら余韻に震えていると、
めっちゃ可愛く見える、やばい
と彼は言った。
あー、その言葉でイキそう。
家に帰って冷静になってから
普段はどうなんだよ、
と思ったりしたけど、このときはそういう無粋なことは考えてはいけないのだ。
彼に跨ったままキスをしたり肌を撫でたりしばらくは動かずに触れ合っていた。
すると少ししてから
動いてよ、と彼が言った。
休憩意外と短いな。


なんか今日前したときより気持ちいい、
と私が言うと、
今日前より硬いからな
と彼が答えた。
やっぱりそうよね、硬いよね。
ガチガチのほうが気持ちいいもんなんだなやっぱり。
それから私が一生懸命腰を振っていると、
イッていい?
と彼が聞いてきた。
だいぶ頑張ってくれたし、許したろ。
いいよ、
と答えて再び腰を揺する。
騎乗位も普通に気持ちいい、
今日はほんとに良い日だったな、
そんなことを思いながらラストスパートをかける。
程なくして
いいよ、ありがとう、
と言って彼は達した。
イク直前まで何も言わないのは前と同じ。
イくタイミングも言われないと分からなかった。


あー、気持ちよかった!
と彼は言った。
前回は
あ〜やっとイケた〜!終わった終わった!
という感じだったので、こういう細かい発言にも嬉しくなる。
ほんとになんでこんなに違うんだろう。
ネットで勉強し直した?
それか彼は単に馬鹿正直なだけで、前回は良くなくて今回が良かったということ?
それか女の子に教えてもらった…?
いろいろ考えてしまうけど、とにかくこの日のセックスは個人的には申し分なく最高で、満足感が半端じゃなかった。
技術的にはまだまだなのになぁ。
私って単純だ。


その後すぐ彼は賢者タイムに入ったようで
、なんとなく興奮が冷めていくのが分かったがそれでも
ありがとう、
とキスをしたり
気持ちよかった
と口にしたり、なんとなくムードを壊さないように努力してくれている気がした。

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